VAPEとは?~電子タバコと一括りにされるVAPEについて~


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VAPEとは?~電子タバコと一括りにされるVAPEについて~
少し思う所が有り、私の趣味の一つであるVAPEの紹介と注意点を、これからVAPEを始める人向けにまとめておきたいと思います。
ここ数年で市場が拡大している商品ですので気になっていると言う方も多いかと。
多少でも参考になれば幸いです。

1.VAPEとは?

 
 VAPE(ヴェイプ)ってなんじゃ?
 と、思われる方も多いと思います。
 ベープと言うと蚊取りマットのアレを思い浮かべる方の方が多いと思います。
 ですが、それとは全く違います。

 VAPEとはいわゆる電子タバコの一種。

 仕組みとしては食品添加物でもある「プロピレングリコール」と「ベジタブルグリセリン」に香料を加えた液体※1を、コットンに染み込ませ、染み込んだリキッドを電熱線(コイル)で蒸発させ、そのフレーバーミストを吸って味や香りを楽しんだりする物です。
※1:リキッド・Eリキッド・Eジュースなど呼び方は様々だが当サイトではリキッドで統一します。

 VAPEの語源としては、vapor(蒸気)やvaporize(気化する)などで有ると言われているので、その構造を考えるとVAPEと言う名前も納得ですね。

 起源に関する詳しい説明は、Wikipedia「電子たばこ(歴史と市場)」を読んで頂ければと思いますが、1965年にアメリカで特許が取られ、2003年に中国人漢方医師のホン・リクさんが初めて実用化したと言うことです。

 ですが、2003年当時は全く売れなかったらしいですね。

 何となく覚えている感じだけなのですが、VAPEと言うスタイルの電子タバコが世間で密かに流行りだしたのは2012年とか2013年辺りからじゃないでしょうか。

 その辺りの時期に夕方のニュースで特集されていたのを薄ぼんやり覚えています。

 私がVAPEに興味を持った2015年9月辺りでも、既にVAPEの煙で輪っかを作ったりなどのVAPEトリックなどがカルチャーやファッションの一部として確立されていたので、それを考えるともっと早い時期からアメリカやヨーロッパなどでは普及していたのだと思われます。

 私が興味を持った時点で情報を収集していた当時の事を思い出すと、まだ日本でのVAPE市場は成熟しておらず、2016年から2017年にかけて様々な本体やリキッドなどの商品が発売(輸入)され、本体やアトマイザーなどの性能や機能が向上したり、美味しいリキッドが発売されたりとして、安定的に手軽に日本でVAPEを楽しめるようになったのはここ2~3年だと認識しております。

 安心してと言っても、未だにゴミと名高いKamry社※2のX6などがまだ溢れていたりしますが、しっかりと情報さえ調べていればゴミに無駄金使う事も無く、チャイナメイドだろうと良い製品に巡り会えると思います。
※2:日本において絶大な信頼を集めるショップのブログにて、Kamry社の製品管理の雑さや対応の悪さなど「ちゃいなくおりてぃ」の悪い部分を公表され大半の日本のVAPEユーザーからの信頼を失った。最新の製品などは改善されていると言う話も聞くが、未だに日本のネットショップ(雑貨屋などVAPEに詳しく無く流行ってるからと入荷しているだけの無責任な店)には、何年も前の製品であるX6が仕入れも安くて利益を上げやすいと言う理由から溢れている事や過去のイメージの悪さから信頼を回復するには至っていない。

 ただ、認知度が上がってきたとは言え、VAPEは日本においてマイナーな商品でありカルチャーですから不安に思う方も多いと思います。

 ですが、世界の市場規模で見ると2017年までに約100億ドル(約1兆円)市場に成長しており、今後も拡大していくと予想されています。

 VAPEとは厳密には違いますが、フィリップモリス社の火を使わずにタバコ葉を加熱する「iQOS(アイコス)」、日本たばこ産業社のVAPEのシステムを改良したカートリッジ内でタバコ葉を加熱する「プルーム・テック」、ブリティッシュアメリカンタバコ社の加熱式たばこ「グロー(glo)」など、従来の紙巻きたばことは違うタイプの「たばこ」が日本でも発売され普及しつつある事から、VAPEについてもそれに付随して注目される事になるでしょう。

 たばこを生産販売する各社の商品も面白いのですが、VAPEには違った魅力が有るので今からチェックしておくのも悪くないと思います。

2.VAPEの魅力

 
 さて、たばこ産業各社が発売する加熱式たばこなどとは違うVAPEの魅力とは何でしょうか?

 と、聞かれると回答に困るのですがw
 個人的には選択の幅だと思っています。
 「2.VAPEの魅力」では様々な魅力を思いつく限り書き出して行きますね。

1.リキッドのフレーバーの多さとノンニコチン
 まず最初の魅力と言えばコレじゃないかと思います。

 たばこ産業各社が発売しているのは、個人的にはあくまでも「たばこ」だと言う認識です。
 メーカーは「たばこ」を意識して、そのフレーバーを作り「たばこ」の代替品として発売しているのだと思います。

 では、VAPEはと言うと?
 VAPEで使用されるリキッドのフレーバーは様々です。
 「たばこ」と一言で片付けられないレベルでリキッドが存在します。

 国産の有名なリキッドメーカーから、海外の有名なリキッドメーカーはもちろん、国内外のマイナーなリキッドメーカーに加えて、香料を購入しブレンドする事で自作のフレーバーが作れるなど可能性は無限です。

 スタンダードな所では、

 オレンジ・レモン・メロン・スイカ・ピーチ・ぶどう・りんご・バナナなどのフルーツフレーバー。

 強弱は様々ですがメントールやミントなど馴染みのあるメンソールフレーバー。

 コーヒー・ミルクティ・レモンティ・コーラ・レッドブル・ドクターペッパーなどの飲み物系フレーバー。

 アップルパイ・キャラメルポップコーン・バニラ・カスタード・バナナクリーム・ストロベリーケーキ・チョコレートなどのスイーツ系フレーバー。

 などなど。

 他にもカクテル系のフレーバーや、煙草っぽい香りのフレーバー、どら焼き、抹茶など挙げていけばキリが有りません。
 変わり種では、ピザや肉野菜炒めなども・・・。

 その様々な味を求めて、普通のお兄ちゃんや女性からイカツイおっちゃんまでが、自分の好きな味を求めてリキッドを買い求めている世界がVAPEだったりするのです。
 イカツイ系のおっちゃんも真剣に「こっちのバニラカスタードの方が好き」とか言って甘ったるい蒸気を吸ってるんですから面白いですよね。

 煙草よりも様々なリキッドによって色々な味が楽しめると言うのがVAPEの魅力の一つだと言っても過言では無いと思います。

2.ランニングコストの良さ
 いわゆるコスパが良いと言う話ですね。

 と、言ってもピンきり。
 VAPEを始める為のディバイスも様々で、工芸品の様なディバイスが10万20万するかと思えば、チャイナメイドのマスプロなディバイスが5千円くらいで買えたりもします。
 まあ、ディバイスに関しては初期投資である程度の物を買えば長く使おうを思えば使えますし、バッテリー交換式のディバイスを買えば無茶な使い方をしない限り長い期間使えたりもします。
 工芸品の様なディバイスなんてのはハンドメイドで数が少ないとか、特別な加工がされていると言うだけの話なので、完全にパイプを集めるとか万年筆を集めるみたいな趣味の世界の話なので実用性を考えると必要有りませんから、普通に普通のお値段の物を購入しておけば数年は問題ないかと思います。

 9000円の本体を買って2年使うと考えても、月換算で400円程度なので、そう考えるとこの時点でも紙巻き煙草よりも安いのが分かりますね。
 まあ、その先がVAPEの闇の深い所ですが…。

 そして、消耗品となるリキッド。
 これもピンきりです。
 安くて安全と思われ、そこそこ美味しいリキッドも沢山有ります。
 そして、高いけど凄く美味しいリキッドも沢山有ります。

 リキッドの消費量により、お得感などは変わって来ますが高いと言っても、120mlで最高でも1万円行かない事が多いですから、420円の煙草を月に31箱吸ったとしても若干安く上がります。
 結構、VAPEをガバガバ吸う私でも120mlと言うのは月の使用量くらいです。
 そして、120mlで1万円のリキッドと言うのはとても高いリキッドです。

 120mlサイズで多いの価格が6千円くらいでしょうか。
 安いものを探すと120mlで3千円くらいも物も有ります。

 また、ある程度安心して購入出来る中国のリキッドメーカー「HiLIQ」などを使えば、より安くリキッドは買えると言う方法も有ります。

 100mlでリキッド本体価格がUS$9.99。送料がUS$11.60。合計でUS$21.59です。
 海外からの通販だと、送料は荷物の重さにより変わってきますので、リキッド1本に千円以上の送料を使うなら、ある程度まとめ買いした方がお得。
 100mlのリキッドを3本買ったとした場合にはリキッド3本でUS$29.97。送料がUS$15.44。合計でUS$45.41。

 日本国内のショップで120mlのリキッドを二本で6千円出して買うか、300mlで5千円くらい出して3つのフレーバーを楽しむか。
 その辺りは好みとご予算と妥協なのですが、120ml有れば1ヶ月くらいはVAPEを楽しめる私にとっては300mlのリキッドが有れば煙草を吸うよりも安く済ませられると言うメリットが有るのは分かってもらえるかと思います。

 HiLIQのリキッドは味や香りに賛否両論がありますが、個人的にはある程度の妥協が出来るレベルだと思っています。
 また、HiLIQはフレーバーの研究や日本人顧客に対する日本語サポートなど努力している会社なので、政治的な問題でナショナリズム的に中国はと思う方も居るとは思いますが、個人的には一定の信頼を置いているメーカーなので興味の有る方はある程度 安心をして利用しても問題ないと思います。

 まあ、もっと美味しいリキッドが欲しいとなると高くつく事も有りますが、そこは個人の判断なので自制心を働かせてるか、リキッドを楽しむ為に少しお金を支払うかは個人次第なので、基本的にはその人次第ですが普通に吸ってる限りでは、コストを抑える事が出来ると思いますよ。

3.嗜好品・収集品・実用品としての満足感
 VAPEで使われるデバイスには色々な物があり、先にも書きましたがピンきりで本体部分が手作りの1点物などは何十万とする場合も有ります。
 もちろん、マスプロの大量生産品でも格好の良い物なども多くお手頃な値段でも楽しめます。
 また、ここ2年で様々な商品が発売されては輸入されているので自分好みの商品を見つけると言う楽しみが有るのもVAPEの良い所でしょう。

 VAPEの構成部品としては、本体部分・蒸気を発生する部分・吸口、大まかに3つで構成されいます。
 それぞれにMOD(モッド)・Atomizer(アトマイザー)・Drip chip(ドリップチップ)と呼ばれており、それぞれに色々な物が有って、それらを組み合わせるカスタマイズ性なども魅力の一つです。

 もちろん、カスタマイズなど難しい事を考えずに使えるようなオールインワンのスターターキットなども安価で購入出来るので、ちょっと試してみたいと言う人にも最適な商品も有って幅が広く、こだわりの組み合わせを楽しむ人から、最低限の機能で楽しむ人まで色々。

 その多様性がVAPEの裾野を広げているのだと思います。

 普段、家では高級品を使っている人が、外出用に味の良いと言う理由やデザインが好きと言う理由で初心者向けのオールインワンキットを使っていたりとか、初心者の人が商品に一目惚れして最初から慣れた人向けの商品に手を出してしまったりなど、その用途や購入動機なども様々。

 パイプや煙管の様なコレクション的な商品。
 お手頃な値段の実用的な商品。

 それらを探す楽しみと言うのもVAPEの魅力だと思います。

4.健康面での可能性
 VAPEもそうですが、加熱式たばこなどの電子タバコに移行しようと考える方の理由として挙げられるのが「たばこをやめたい」や「有害物質の摂取を減らしたい」や「家族や周囲の人に迷惑をかけたくない」などでしょう。

 たばこを止められれば一番なのかも知れませんが、燃焼して毒性がほとんど破壊されても紙巻たばこにて摂取されたニコチンが脳に届くスピードは早く数秒で脳に到達し、静脈注射で体内に入ったヘロインが脳に達する時間よりも早いと言われています。
 この事からも分かる様に、ニコチン摂取による依存性の速さや習慣性と言うのは強力でニコチン摂取から抜け出せと言うのは非喫煙者が軽く言うよりも難しいものだと思います。
 お酒、チョコレート、コーヒーなど依存の可能性が有る食品などと比べみても明らかで、ニコチンの依存性と言うのはそれらの比では有りません。
 煙草と言うかニコチンとの適度な付き合い方や依存からの離脱と言うのは難しく苦しんでいる方も多いでしょう。

 そこで依存から抜け出せないながらも、紙巻たばこを燃焼する事により発生する有害物質が大量に含まれた副流煙を抑えたいと言う思いから、ICOSに移行される方も多いと思いますが加熱式たばこに関しては個人的には提示されているデータのどこまでが正しいのかと懐疑的です。
 紙巻たばこの煙よりも何倍もマシだとは思いますが、フィルターや煙草の葉に熱を入れるワケですから何らかの問題が発生する可能性も無いとは言えないんじゃないかと思うのです。
 どちらかと言うとプルームテックの様な構造の方が、まだマシな気がします。
 何はともあれ、メーカーには継続して問題がない事を実証しつづけてもらう必要は有るでしょう。

 まあ、何の実験もしていませんし、一般人の私が数字や検証方法などを提示して証明する事も証明する費用も無いのでICOSやプルームテックを使用する事での健康被害的な問題に関しては、紙巻たばこよりも周りへの被害は十分抑えられているとは思うので、今の所は「そんなに責めないで」と言うのが個人的なスタンスです。
 歩み寄ろうとしている喫煙者に対して無下に責め立てるのはどうかと思うのでマナーを守って使用する分には経過を見守って頂きたいですね。

 一部で「加熱式たばこも悪」だと言う様な無責任な事を言ってる団体が有りましたが、どう言う環境でどう言う状態でどの様な実験をしてどうしてその数値が出たのかを明記していなかったりとか不確かな情報だったので、判断は保留とすべきだと考えています。
 公文書や企画書などで不必要な感嘆符を使うような団体や人間は信用出来ないと思いますし。

 ただ、加熱式たばこなどには、ニコチンが含まれている事による依存性と習慣性と言う点で思う所は有りますね。
 ニコチンは極めて依存性が高く、加熱により毒性が破壊されたとしても強力な毒物である事は知っておくべきでしょう。
 加えて、飯を食った後に煙草を吸いたくなるなどの行動的な習慣性も有ります。

 いつものルーチンを行わないと落ち着かないと言う習慣性が、ニコチンによってそれが強固な物になっていると思うので出来ればニコチンをどうにか出来ればと言うのがポイントだと思っています。

 そこでVAPE。
 日本国内で流通しているリキッドはニコチンの入っていないリキッドしか販売出来ません。
 これはニコチンが毒物及び劇物取締法により毒物に指定されており、許可を受けた者以外が譲渡・販売する事は違法だからです。
 故に、日本国内で流通するリキッドにニコチンは一切入っていません。

 ここでプラシーボ効果と言う効果を知っているでしょうか?
 思い込みによる得られる効果だと私は解釈しています。
 偽薬としてビタミン剤が処方されているのに、これは鎮痛剤だと思って飲むと鎮痛作用が有ると脳が判断し頭痛が収まったりと言うアレですね。
 この効果は「それを偽薬だと知っていても効果がある」と言われています。
 長期に渡る効果は不明だとか問題点は有るそうですが、喫煙と言うのはニコチン依存により喫煙を止められないだけでなく、何かをした後の喫煙をするなど習慣性が関係しているそうです。

 つまり、ニコチンを譲渡・販売出来ない日本だからこそ、ニコチンの入ってないリキッドを使用して紙巻たばこの喫煙と言う習慣をVAPEに置き換えられれば、ニコチン依存からの離脱の可能性も見えてくると言えるかも知れません。

 実際に私は紙巻きたばこから、ほぼ離脱が出来ていて体調も良い感じです。

 付き合いで紙巻たばこを吸う機会や、何かのご褒美的な感じで月に多くても1箱くらい吸う事は有りますが、基本的にはVAPEです。
 まあ、たばこって臭いですけど、元タバコ吸いとしては吸ってる時の味が懐かしくなる事が有るので、意味もなく買うのではなく仕事に区切りをつけたご褒美的な紙巻たばことの付き合い方をしている感じでしょうか。
 そして、紙巻たばこを吸った次の日とかに、またすぐに紙巻たばこを吸いたいと思う事も有りません。
 ただ、それも減ってきており、その分を貯めて少し高いリキッドを購入する感じに移行してきています。

 もちろん、効果が有るか無いかは個人次第なので絶対に上手く行くとか言えませんが、試しにやってみるだけの価値は有るかも知れないと思います。

 ただ、VAPEを利用する上で覚えておいて欲しい事が一つ。

 国内の大手リキッドメーカーや北米や欧州やアジアのリキッドメーカーの多くは食品検査や気体を成分分析してリキッドに発がん性物質などが含まれていない事を検査し、自信と責任を持ってリキッドを販売しています。
 この香料が危ないらしいと言う情報が有れば使用する香料を変えるなど対策を行うリキッドメーカーも多く、どの様なメーカーなのか知る事で自衛も出来ます。
 ちゃんとしたメーカーを選んでリキッドを選択すれば現在の所は安心して良いと思って頂いて構わないと思っています。

 ただ、人類が継続的に食品添加物でもある「プロピレングリコール」と「ベジタブルグリセリン」に香料を加えた液体を、コットンに染み込ませ、染み込んだリキッドを電熱線で蒸発させ、そのフレーバーミストを吸って味や香りを楽しんだりし始めて10年も経っていません。

 継続的に利用する事による問題などのデータは無いと言う事です。

 「プロピレングリコール」や「ベジタブルグリセリン」は日常の食品に必ず含まれていると言っても良い程の添加物で体内に摂取した時の大きな毒性は無いなど一定の安全性は確保されていると言われています。
 「プロピレングリコール」はアルブテロール(ぜんそく吸入器)の主成分で蒸気として使用されている実績も有ります。

 もちろん、原液をガブ飲みするとかは確実に危ないです。
 確か「ベジタブルグリセリン」を原液のまま使用すると水分が吸収されるはずなので、適切な濃度にまで水などで割って使用しなくてはならず、化粧水などを作る際の注意点としてネットで検索しても書かれているかと思います。
 適切な濃度や割合で人間が使用する分には現状では問題ないと言っても良い添加物だそうです。

 が、先にも書きましたが、これらを蒸気として吸引すると言う行為が爆発的に広まったのは多く見積もってもここ10年。

 私も紙巻たばこをほとんど吸わなくなり体調も良いのですが、人体に何らかの影響が出ないと言い切るにはデータが少ない。
 アレルギーとか個人の問題などは仕方ないとしても、何十年もVAPEを利用していて個体差無く発生する問題がある可能性の考慮はして下さい。
 携帯電話などと同じで、脳の近くで電波を送受信する事による人体への影響の有無がハッキリしていないのと一緒です。

 極端に言えば、それが嫌なら長年の歴史から人体に影響の無いと判断されたオーガニックな食材だけ口にして下さいと言う話で、紙巻たばこを吸いながら言われる話でもないと言う事になりますからアレなんですけど・・・。

 まだ、分からない事も多いので現段階では安全とされている物が多いと言う認識の元で個人の責任において試してみると、紙巻きたばこと離別出来るかも知れません。

3.初めてVAPEを購入の際の注意点

 
 さっきの話の最後に注意点的な事を書きましたが、ここでは健康関連ではなく、もう少し軽い感じで。
 初めてVAPEを購入する際の注意点を思いつくだけ書きたいと思います。
 
1.VAPEについて自分でしっかりと調べる
 何を買うとしても基本ですね。
 ただ、少しググっただけでポチるのではなく色々と調べましょう。

 まあ、買ってしまった方が理解は早いとは思うのですが、VAPEは大容量のバッテリーを使用する上に、そのほとんどが海外からの輸入品です。
 大容量のバッテリーを使用すると言う事は少なからず危険が有ると言う事なので、色々なサイトや動画を見て自分で理解を深めて下さい。
 気軽に使える商品も有りますが、その場合でも欲しい商品がどんな商品なのか自分で調べてみましょう。

 聞く前に調べる。
 これ凄く大事です。

2.初めてのVAPEは一定の信頼できるメーカーの物を購入
 さて、これが一番書きたかった今回の記事を書き始めたので気をつけて頂きたいと思います。

 VAPE関連のアイテムの大半は海外からの輸入品です。
 そして、日本のVAPEショップなどで販売されているの多くは中国製です。

 中国製だからと言って悪い商品と言うワケでは有りません。
 と、言うかMODに関しては中国のメーカー製品が多く、北米のブランドの商品でも作っているのは中国のメーカーや工場と言う事も多いのでVAPEに関する一定の技術力持っておりチャイナメイドだと言って馬鹿にする事は出来ません。

 もちろん、中国や海外のVAPE関連のwebショップを見てみると「Style(スタイル)」や「clone(クローン)」と書かれた高級MODなどの【偽物】も売っていたりとアレな部分も有りますが、日本や北米や欧州で一定の評価がされているVAPEデバイスのメーカーが多いので中国メーカーだと言っていてはVAPEを楽しめないと思います。

 ハンドメイドなどの高級MODは北米や欧州でモッダーにより造られ、マスプロ品などは中国のメーカーが作っていると言うのが私の認識です。

 そこで、大事になってくるのが、ここでも調べること。
 ある程度の信頼ができるメーカーを知って、よく分からないメーカーの商品には手を出さないのが基本です。

 もちろん、有名でないメーカーの商品が新興のメーカーである可能性は有りますが、良い製品なら日本のショップの多くで扱われているでしょうから、普段はAmazon.co.jpでしか買い物をしないと言う人も楽天やYahooショッピングなどで検索してみて評価を調べてみるくらいはするべきでしょう。

 また、まともなメーカーで、これからVAPEと言う激戦区に参入しようとするならオフィシャルサイトくらい無いと話になりません。
 「メーカー名 VAPE official」辺りでググれば大体はヒットしますし、有名メーカーなら日本からでも「メーカー名」だけでもヒットしますし、大抵は「メーカー名 VAPE」で出てきます。
 オフィシャルサイトが有ってもKamryのように一時代を築いたものの日本での信用を失っているメーカーも有りますが、探してみてオフィシャルサイトが無い様なメーカーの商品は怪しいです。

 購入の前によく見てみましょう。
 メーカー名や型番は有るけど、その商品のシリーズ名や商品名が無かったりしませんか?
 メーカー名が書いてないとか有りませんか?
 ポチる前によく調べてみましょう。

 日本語のブログでオススメされていたからと鵜呑みにしていませんか?
 よく見たら同じ様なフォーマットで何の説明もなくオススメランキング何位とかしか書かれていない、役にも立たないアフィリエイト目的だけのゴミサイトじゃないですか?

 検索して日本人が動画でレビューしていたからと気を許していませんか?
 中途半端なユーチューバーもどきがレビューしているからと言ってその言葉を鵜呑みにしていませんか?
 オリジナリティもない輩が紹介しているレビューほどアテにならない物は有りません。
 依頼品だからと奥歯に物の挟まったような言い方で甘めに物を言っていたり、自分の価値観だけで全否定するとか信用出来ませんね。

 ※個人的にいわゆるゆーちゅーばーって基本的に信用出来ないと思っているので多少の偏見は有りますが、信頼が出来る人も動画を上げているので、ノリだけの人とか、我が強いとか、知識も無いのにベラベラ語り出したりとかロクでもないレビュアーは見てたら信用に足るか分かるので注意して動画を参考にして頂ければと思います。

 YouTubeを利用して調べるなら日本人以外のレビュアーがレビューをしているかも気にして見て下さい。
 正直、日本と言う小さな市場で売るよりも北米や欧州などで売れた方が儲かるので、メーカーは海外のレビュアーにレビュー依頼するのが一般的だと思います。
 日本人しかレビューしていないとか日本の個人のモッダーさんが作った商品とかでない限り怪しい気がするので「メーカー名 商品名(型番など)」で検索してみて下さい。
 全てが全てとは言いませんが、注意するポイントでしょう。

 また、信頼しても良いと思えるメーカーの商品でも、名機も有れば、駄作も有って、いつ頃に発売された商品かによっても良い商品だったけど今では使わないなと言う商品が今も売っている場合が有ります。

 分かって、理解して、これが欲しいと思い購入するなら、それは良い買い物ですが、何も知らずに調べずに値段が安いと言うだけで購入して後悔しないようにして頂きたいと思います。
 ある程度、分かって覚悟して購入するなら良いんですけど、何も知らずに考えずにゴミを掴まされるとショックが大きいので本当に気をつけて頂きたいです。
 
 個人的にはVAPEは、節約だけでなく、禁煙だけでなく、楽しい物だと思っているので導入から楽しんで頂きたいです。

 ちなみに、日本で流通している中国メーカーの有名所としては

・ELeaf
・Kangertech
・Joyetech
・innokin
・Aspire

 などが、初心者の方でも使いやすい商品もリリースしているメーカーだと思います。
 一部、クセの有るメーカーや、最近はヒットが無いように思えるメーカーも有りますが、調べながら色々と見てもらえれば。

 Twitterの検索とか利用してVAPEクラスタとかで調べたりするだけでも色々と分かる部分も多いと思うので、初めてVAPEを購入する前に色々と調べて下さいね。

3.要量の大きいバッテリーの取扱いには注意!
 
 電気関連の話題は何となく理解しているけど説明出来るほど詳しくないので詳しくは説明出来ませんが、私が気をつけている事などを織り交ぜつつ注意喚起できればと思います。

 VAPEにはバッテリーが内蔵された物と、本格的なマグライトや昔のノートPCなどのバッテリーとして組み込まれていた18650リチウムイオンバッテリーなど普通の電池とは違うバッテリーを別途購入して使用する物が有ります。

 それぞれのメリット・デメリットとしては

【バッテリー内蔵タイプ】
 ・メリット
  バッテリーを購入しなくても充電してすぐに使える。
 ・デメリット
  リチウムイオンバッテリーが入っているので、内蔵バッテリーが使えなくなったら機体ごと自治体が指定する方法で処分しなければいけない。
  つまり、新しいMODを買い換えなければいけない。

【バッテリー交換タイプ】
 ・メリット
  バッテリーが交換できるので、同じMODを継続して利用できてバッテリーだけ自治体が指定する方法で処分すれば良い。
  つまり、新しいバッテリーを買えば既存のMOD使い続けられる。
  他のバッテリー交換タイプのMODを購入した際に同じバッテリーが使える。
 ・デメリット
  バッテリーに関する知識がある程度必要。
  使用しても問題ない種類のバッテリーなのか判断が必要。
  バッテリーの偽物も有るので、VAPEの知識の有り信用が出来るショップでの購入が望ましい。

 簡単にまとめると以上の様なメリット・デメリットが有ります。

 バッテリー交換タイプの方が経済的ですが、デメリットとしてバッテリーについての知識がある程度必要となるのが面倒ですね。
 では、どうしてバッテリーの知識が必要なのか?

 乾電池感覚で使っていると危険だからです。
 どちらのタイプでも言える事ですが、乾電池よりも大容量の電力がリチウムイオンバッテリーには詰まっています。
 使い方を誤って使用すれば最悪の場合バッテリーから火を吹いて爆発します。

 では、どうするとそんな事になってしまうのか?
 MODの使用には大量の電力を使い、バッテリーに大きな負担をかけます。
 バッテリー自身に設定された許容範囲内なら問題有りませんが、限界を超える使い方をすると事故に繋がります。

 抵抗も何も無い「0Ω」に近い導電体をバッテリーのプラス極とマイナス極にくっつけて通電させると何が起こるでしょう?
 ええ。ショートします。

 一気に大量の電流が流れてバッテリーに設定された許容範囲など一気に越えてバッテリーの中で化学反応がおこり、加熱して最悪の場合は火を吹き爆発すると言う事です。

 現在、多く発売されているドットのディスプレイなどが付いたテクニカルMODと呼ばれるタイプならショートプロテクションと言う機能が付いており最低抵抗値が設定されていて、アトマイザーに組まれたコイルがそれ以下の抵抗値だった場合には警告が表示されボタンを押しても通電しないので、滅多な事では事故はおきずにある程度は安全に使用出来る様になっています。
 ですが、メカニカルMODと言うボタンを押し出してアトマイザーの接点部分に電池を直接くっつけて通電させるMODでは、そう言う安全機能は設置されておらず無茶な抵抗値でセッティングしたりコインや鍵などと一緒にポケットに入れてショートするなどの事故に繋がります。

 一見、テクニカルMODなら安全そうですが、バッテリーボックス内に金属片が入ってショートする可能性も有りますし、水没した物をそのまま使うなど無茶な使い方をすれば事故に繋がります。
 何かあった時の為にバッテリーについてある程度は知っておくと言うのはVAPEを楽しむ上で必要な知識と言えるでしょう。

 危険、危険と言ってますが、正しく理解して使うなら安全ですので、危険に繋がるような使い方をしない為にもバッテリーについて知っておきましょう。

 「VAPE 18650 注意」などで検索をすれば丁寧に説明をされているページが沢山見つかるので色々と読んでみて下さい。

 この他にもリチウムイオンバッテリーには3つ種類があったり、そのうちの一つはVAPEでの使用には適さない仕様だったり、物によっては買ったMODには使えないと言う事も有るので、その点でも上の検索ワードで検索してみてバッテリーについての知識をある程度入れておいて頂ければ、楽しくVAPEを楽しめると思います。

まとめ

 
 色々と書いてきましたが、VAPEは知れば知るほど楽しい趣味だと私は思っています。
 私の個人的に感じている事が多く、間違っている部分(特にバッテリーの話など)が有るかも知れませんが、VAPEを専門にブログを開設している方も多いので詳しくは専門のブログなどを参考にして頂ければと思います。

 基本的には自身で調べられた方が頭に残ると思いますし、興味も広がると思います。
 調べても分からない事が有れば、最悪TwitterのVAPE関連の人をフォローして情報収取したり、SNSで仲良くなった人に聞いてみたり、フォローバックしてくれた人向けにツイートして広く聞いてみたりする事で解決する事も有るのでツールを活用してVAPEを楽しんで下さい。

 また、私として一番伝えたかった事ですが、人気のアイテムが出てくれば粗悪品もそれなりに出現します。
 VAPEに興味が有って試してみようと言う知識の少ない人をターゲットとして粗悪品を安値で出品し荒稼ぎしようとしてる業者が増えているようなので、自分が思っている以上に調べてみたり、Twitterなどを活用して情報収集をしたり、最悪の場合は聞いてみたりする事で、粗悪品を買わないように注意して頂ければと思います。

 ホント・・・。某Aで最近怪しいVAPE関連の商品が大量に出品されていて、そう言う商品には明らかに怪しい複数のレビュアーがポジティブなレビューしか書いてないんですよね。
 VAPEを知っていて、ちょっと気をつければ気がつくと思うのですが、知らないと気がつく事すら出来ないので、これからVAPEを始めようと思っている方が自分で調べて、色々なブログを見たり動画を見る事で、粗悪品に騙されないための判断する目を養って頂ける一助となれたなら嬉しいです。

 今回はVAPEの紹介と一緒に注意喚起をしたいと記事にしたワケですが、私の説明や偏った意見だけでは足りない部分も多いので、色々調べて頂き購入までのワクワクも感じて頂きたいです。

 長くなりましたが駄文にお付き合い頂きありがとうございました。

酒の肴:時事ネタ
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▼この記事を書いた人▼

個人で「お酒の価格比較サイト 酒楽-SAKERAKU-」と「酒楽-SAKERAKU-blog」を運営する中の人です。

この「酒楽-SAKERAKU-blog」では、メーカーで新商品などのニュースリリースが発行されたあとに、「お酒の価格比較サイト 酒楽-SAKERAKU-」のデータベースに追加して、価格情報・出品状況が確認出来るようになったアイテムの追加情報・更新情報をお知らせすると共に、ニュースリリースから読み取れる商品の特徴をまとめたり、ニュースリリース段階での個人的な商品の印象などを合わせて記事としています。

また、実際に飲んだお酒の感想記事も、たまにアップしているのでお酒選びの参考にして頂ければ幸いです。

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