アサヒビール株式会社（本社東京、社長松山一雄）は、開栓するときめ細かい泡が自然に発生する「ジョッキ缶」の新たなラインアップとして『クリアアサヒジョッキ缶』を、4月22日から数量限定で発売します。

『クリアアサヒジョッキ缶』は、缶を開けた瞬間に湧き出るきめ細かい泡とともに「クリアアサヒ」の特長である麦のうまみとすっきりとした味わいが楽しめます。缶体パッケージの前面に大きく「ジョッキ缶」「数量限定」の文言を記載することで、商品の特長を分かりやすく訴求しています。

『クリアアサヒ』は、2008年の発売以来“すっきり・爽快”を求めるお客さまのニーズに応える商品として継続的に味わいの向上に取り組んできました。今回の「ジョッキ缶」の発売による「クリアアサヒ」の飲用価値のさらなる向上を通じて“期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造”に取り組みます。

　と、説明されています

　では、「クリアアサヒ」や「クリアアサヒジョッキ缶」が「どのような商品なのか？」など、発表されたニュースリリースを中心にチェックしてみましょう。

アサヒ「クリアアサヒ」「クリアアサヒジョッキ缶」とは？

　アサヒ「クリアアサヒ」は、2008年3月25日に登場した新ジャンル商品。

　その中味は、「麦芽」「ホップ」「発酵」の「高度な調和」を保ちながらも丁寧に濾過し、「こだわりの素材」と「醸造工程」で「すっきりの中に旨味が引き立つ美味しさ」を実現したビール類。

　2022年までは、期間限定商品や地域限定商品、派生商品などがリリースされていましたが、以降は通年商品の「クリアアサヒ」「クリアアサヒ贅沢ゼロ」のみで商品展開が行われています。

　今回の「クリアアサヒジョッキ缶」は、2022年11月29日に発売された「クリアアサヒ冬日和」以来の限定商品。

　缶を開けた瞬間に湧き出る「きめ細かい泡」とともに「クリアアサヒ」の特長である「麦のうまみ」と「すっきりとした味わい」が楽しめるそうです。

　クリアアサヒのファンの中には「久しぶりの限定商品で嬉しい！」という方も多いのではないかと思われるのですが……

　少し残念なのが「単なるジョッキ缶」だという点。

　ジョッキ缶というと、2024年12月3日に数量限定で「スタイルフリー＜生＞生ジョッキ缶」が発売されましたが、もともと「スタイルフリー＜生＞」は限定商品の展開が無かったので珍しいという印象がありました。

　対して、クリアアサヒの限定商品は「地域をイメージした味わい」や「季節をイメージした味わい」をテーマにした商品が多かったので、「ジョッキ缶」による「きめ細かい泡」という「食感」は楽しみなものの、「味」としては「通常のクリアアサヒ」だと思われるので、「新しい驚き」や「新しい楽しみ」「新しい味わい」という点では、これまでの限定商品よりも期待感は薄いと思われます。

　2023年10月の酒税法改正で、ビールの税率が下がり、新ジャンルの税率が上昇した際に、以降の需要の低下を想定されて展開の縮小が行われているのだとは思うのですが……

　それにしても、単なる「ジョッキ缶」というのは「テコ入れ」としての効果が有るのかというと、個人的には疑問を感じます。

　缶チューハイの「未来のレモンサワー」のような「新たな試み」として「ジョッキ缶」「フルオープン缶」が活用される分には、大きな話題性に繋げるためのキーアイテムになると思いますが、「ジョッキ缶を採用しただけの商品が通用する時期は既に終わっている」のではないでしょうか。

　確かに。一定期間だけ発売される「その時だけの味わいの限定商品」を開発というのはコストパフォーマンスとして効率が悪いと思いますが、かと言って、大して通常の「クリアアサヒ」と変わらない「ジョッキ缶」が、今後の定期的にリリースされたとしてもブランドの再注目に繋がるのかというと、1回限りの出落ちなのではないかと個人的には感じました。

　もちろん。今後も「クリアアサヒジョッキ缶」の発売を望む方もいっらっしゃると思いますが、個人的には他社の新ジャンルの限定商品と比べた場合に「わくわく感」「期待感」という点でインパクトは薄いのではないかと思います。

　出来れば、酒税法の区分として「発泡酒」としてまとめられてしまう新ジャンル系のビール類には、ビールには無い「飲みやすさ」とか「軽い飲み口」という点で独自の進化をして頂き、新たな美味しさの創出を続けてもらいたいと思うのですが……

　正直、昨今の物価の高騰などを考えると、これまでのような「特別な味わい」の「限定商品」をリリースするのが難しいという事も理解が出来ます。

　新たな展開が難しい状況だとは思いますが、2022年から止まっている「クリアアサヒ」シリーズの展開が、「クリアアサヒジョッキ缶」を機会として再始動……

　と、なれば嬉しいのですが、やっぱり難しいような気がします。

　今後の「クリアアサヒ」シリーズがどうなるのかは、一般人の私にはわかりませんが、「クリアアサヒジョッキ缶」の発売を機会に良い方向に流れが変わってほしいですね。

と。いうことで。

　2025年4月22日から数量限定で発売される「クリアアサヒジョッキ缶」が、気になった方は、発売日の前後にお近くのスーパーマーケットやコンビニなどの酒取扱店で「クリアアサヒジョッキ缶」を、探してみてくださいね。

●ニュースリリース引用
アサヒビール株式会社（本社東京、社長松山一雄）は、開栓するときめ細かい泡が自然に発生する「ジョッキ缶」の新たなラインアップとして『クリアアサヒジョッキ缶』を、4月22日から数量限定で発売します。

『クリアアサヒジョッキ缶』は、缶を開けた瞬間に湧き出るきめ細かい泡とともに「クリアアサヒ」の特長である麦のうまみとすっきりとした味わいが楽しめます。缶体パッケージの前面に大きく「ジョッキ缶」「数量限定」の文言を記載することで、商品の特長を分かりやすく訴求しています。

『クリアアサヒ』は、2008年の発売以来“すっきり・爽快”を求めるお客さまのニーズに応える商品として継続的に味わいの向上に取り組んできました。今回の「ジョッキ缶」の発売による「クリアアサヒ」の飲用価値のさらなる向上を通じて“期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造”に取り組みます。

【出典】「クリアアサヒ」ブランドから初の「ジョッキ缶」『クリアアサヒジョッキ缶』4月22日から数量限定発売

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