キリンのお客様相談室に問い合わせたところ「2019年は氷結アイススムージーの発売の予定が無い」との確認が取れましたので情報を共有いたします。
2019年は発売されなかった「氷結アイススムージー」ですが、2020年は再び全国発売が決定!詳しい情報は以下のリンクにて!

もくじ
2019年は氷結アイススムージーの発売予定は無し
結論だけ報告致しますが現時点で2019年における氷結アイススムージーの発売の予定は無いそうです。
キリンお客様相談室からの回答メールの転載は控えて下さいとの事ですので「2019年は氷結アイススムージーの発売の予定は無い」と言う情報だけを共有いたします。
事情や方針が変わる事も有るでしょうから、キリンの関係者ではない、個人の私が「2019年中に氷結アイススムージーが絶対に発売されない!」とは言い切れませんが現時点での予定は無いそうです。
個人からの問い合わせに対して、教えて頂ける範囲で最大限のご回答を頂けたと思います。
ご対応頂いた担当者の方を始めとしてご対応頂いた方に厚く御礼申し上げます。
残念ですが2019年における氷結アイススムージーの発売の予定は無いそうです。
しかし、本当に残念ですね。
2014年に関東限定で氷結アイススムージーが発売されてから5年ですか。
2017年から全国発売が本格化し、2018年にはネットで氷結アイススムージーの出品が増えて、来年からは「毎年、手軽に楽しめるかも!?」と期待していただけに、私のような地方の人間にとっては本当に残念で仕方ありません。
2019年のキリンの動向を見ていると他の時期に氷結アイススムージーが発売される可能性も極めて低いだろうと諦めています。
そこにどのような事情があったのか分かりませんが「2019年は氷結アイススムージーの発売予定はない」と言う事を受け止めなければならないようです。
と、言う事で、2019年の「氷結アイススムージー」に関する情報共有は以上です。
これ以降は蛇足です。
憶測と妄想が多数含まれます。
確認など取っていない推測ですので無理に読まなくても問題ない内容だという事を予めお伝えしておきます。
違和感は2019年1月から有りました
2019年のキリンの動向には1月から違和感が有りました。
例年だと1月末には発表される「地域づくりの一番搾り」関連のニュースリリースが発表されなかった時点で既に方針変更は始まっていたのかも知れません。
いわゆる「全国9工場の一番搾り」や「47都道府県の一番搾り」などの「地域づくりの一番搾り」関連の商品は、毎年発売されていた人気の限定商品としてご存知の方も多いでしょう。
これまで1月にニュースリリースが発表され、春頃には同商品が発売されていたので違和感を感じながらも「春頃にはニュースリリースが発表されるのではないか?」と思って、2019年2月3月4月のニュースリリースをチェックしていましたが、なんの音沙汰も無く初夏を迎えました。
もしかしたら「ギフト商品くらいは発売されるのでは?」と淡い期待をしていましたが、ギフト商品の発売もされる事は無く2019年「地域づくりの一番搾り」の発売は現時点で無いだろうと言う結論に至りました。
それと同じような違和感を感じたのが「氷結アイススムージー」です。
2019年5月24日に以下のようなツイートをしていますが、
そろそろ氷結アイススムージーのニュースリリースが発表されるんじゃないかと、そわそわしてたけどニュースリリースの発表時期と発売日をまとめてみたら、まだあわてるような時期じゃなかった。
— 酒楽-SAKERAKU- お酒の価格比較サイト (@sakeraku_tweet) 2019年5月24日
2018年のニュースリリースが特別早かったので余計にそわそわしちゃう。
他にも懸念はあるのだけど今は落ち着こう…。— 酒楽-SAKERAKU- お酒の価格比較サイト (@sakeraku_tweet) 2019年5月24日
この時点でお酒関連の関係者ではない一般人の私が例年とは違う違和感を感じていたのはツイートからも分かって頂けると思います。
最後のツイートでも言っていますが、この段階で「他にも懸念」が有ると感じていました。
私が2018年に、いち早く「氷結アイススムージー」の発売日を知れたのは「楽天市場に出店している特定のショップ」と「Amazon.co.jp」がフライングで、キリンが氷結アイススムージーのニュースリリースを発表する前に予約を開始していたからです。
ですが、2019年は前年にニュースリリースが発表された時期になっても何の動きも有りませんでした。
氷結アイススムージー以外の他の商品に関しては「楽天市場に出店している特定のショップ」も「Amazon.co.jp」も、ニュースリリース発表前に商品登録されている商品も有ったので違和感を感じますよね。
もちろん「キリンから氷結アイススムージーに関して何らかのお願いがあった」「特定のショップが大阪のショップなので2019年の氷結アイススムージーは全国発売でない可能性」などもあったので、この時点での発言は控えていました。
時間は過ぎて2019年6月中旬。
キリンのニュースリリースは基本的に発売日の約1ヶ月前までには発表されます。
氷結アイススムージーが初めて発売された2014年では「2014年6月27日発表→2014年7月1日発売」と言う例外は有りましたが、以降はだいたい1ヶ月前までにはニュースリリースが発表されていました。
これまで氷結アイススムージーが7月初旬に発売されていた事を考えると、さすがに遅くとも6月中旬までにニュースリリースが発表されなければ、いつもの発売時期に間に合わないタイミングです。
もちろん。発売日直前のニュースリリース発表や、2019年7月中旬以降の発売の可能性も無いとは言えませんでしたが、待ちきれずにキリンお客様相談室に問い合わせを行いました。
回答としては先の述べた通りで「2019年は発売の予定がない」という事と「楽しみにされていたお客様からのご意見を関係部署に伝える」と言う事を丁寧にご回答頂きました。
出来れば嘘であって欲しいのですが、「2019年は氷結アイススムージーが発売されない」と言う結論が出ましたので、情報共有の為にブログの記事として投稿する事と致しました。
【推測】氷結アイススムージーが発売されない理由を考えてみた
推測と言っていますが、ここからは更に「一般人の妄想に近い程度の憶測」ですので、話半分で聞き流して頂ければと思います。
こう言う理由なんじゃないかなぁっと言う妄想であり、無責任な発言なので事実ではありません。
と、言い訳が終わったので本題。
2019年にキリンが氷結アイススムージーを発売しないと決定されたのにはいくつかの理由が有ると思われます。
素人考えですがその理由を考えてみました。
① 容器形状の問題
キリンの製造する商品の中でパウチ形状の商品はとても少ないです。
ざっと、調べてみても「世界のKitchenから ソルティライチ(パウチ)」が通年販売されている程度だと言って良いでしょう。
上の画像を見ても分かりますが「世界のKitchenから ソルティライチ(パウチ)」の容器形状は「氷結アイススムージー」の容器形状とは違うので流用は出来ません。
また、「氷結アイススムージー」は、冷凍して楽しむ商品なので用途としても流用も不可能だと思われます。
と、言う事は「氷結アイススムージー」の為だけに容器を用意しないといけないと言う事。
私の知る限り「氷結アイススムージー」のカタチをしたパウチの商品は他には有りません。
つまり、自社で作るにしても、協力会社に依頼するとしても、期間限定で発売される「氷結アイススムージー」の為に容器を製造しないといけないと言う事ですね。
少し考えれば分かりますが、それだけの為に容器を作ると言う事は通年販売している商品の共通容器よりもコストが掛かります。
また、普段からキリンが取り扱っている「缶」の商品の製造ラインを流用出来ない事は容易に想像できるでしょう。
つまり、「氷結アイススムージー」の為だけに製造ラインを設計して、設置しないといけないと言う事はコストだけでなく手間も掛かります。
中味はキリンが製造して、パッケージへの封入を外部に委託するとしても、自社で全部を行う場合に比べてコストが掛かるのも想像できますね。
容器の形状からコストや手間が掛かると言うのが大きな要因になっていそうな気がしますね。
② 需要と供給量の問題
これは2018年の「氷結アイススムージー」発売の際にも記事で「どうしてコンビニで発売されないのか?」を推測したのですが、供給量に限界が有るのではないかと思われます。
先の項目にも書きましたが、パウチと言う形状はキリンが普段から扱っている「缶」とは違う形状です。
普段から取り扱っている「缶」と言う形状なら容器の流用もできるでしょうが、特別な容器なので予め製造数量を設定して生産しないといけないと思われます。
また、特別に製造ラインを確保して、その特別な製造ライン内で製造するには限界が有るだろうと言う事は想像ができますね。
2018年に「氷結アイススムージー」のが発売された際の販売予定数が「キリン 氷結アイススムージー シリーズ計 約5万ケース(288KL)※250ml×24本換算」です。
予定数の総予定数である「288KL」をキロリットルからミリリットルに直すと「288KL=288,000,000ml」で、これを「氷結アイススムージー」の容量150mlで割ると「288,000,000ml÷150ml=1,920,000個」となります。
更に「氷結アイススムージー」の1ケースの30個で割ると「1,920,000個÷30個=64,000ケース」です。
2018年はライチとパインの2種類が発売されましたから、単純に2で割って1種類の販売予定数を算出すると「32,000ケース」となります。
全国にコンビニが5万店舗以上存在すると言われていますから、単純にコンビニでも売ろうと思うと2018年の供給量は圧倒的に足りていませんでしたね。
加えて、スーパーや量販店、野球場やフェスなどイベント会場などにも供給しようとすると足りないどころの話ではありません。
ちなみに、これまでの予定販売数を見てみると…
【2014年】約13,500ケース(81KL:上方修正)1都6県コンビニエンスストア、一部球場(ライチ・レモン)
【2015年】約75,000ケース(450KL)全国コンビニエンスストア、一部球場・イベント会場(ライチ・レモン・パイン)
【2016年】約33,000ケース(200KL)1都7県の量販業態、全国プロ野球場、イベント会場(ライチ・パイン)
【2017年】約20,000ケース(130KL)全国(ライチ・パイン)
【2018年】約50,000ケース(288KL)全国(ライチ・パイン)
と、言う感じで、フレーバー3種類が全国発売された2015年が450klと突出していますが、これも3で割ると1種類につき3万ケース程度なので、中身や容器に加えて製造能力と言う点なども含めて1種類につき3万ケース辺りが、コストや設備面などで無理なく供給できる限界点と言う印象を受けます。
つまり、これまでに供給されていたスーパーや量販店、野球場やフェスに加えて、ユーザーが手に取りやすいコンビニなどにも供給しようとすると、どれだけ売れるか分からない中でキャパシティを超えた数を用意しないといけなくなるのは予想できますね。
安定した供給が出来ないなら販売しないと言う選択をして、2019年「氷結アイススムージー」の発売を断念された可能性も考えられますね。
③ 実はキリンにとって大変な商品だったのでは?問題
容器にしろ、製造にしろ、キリンにとって大変な商品だったのではないかと言う推測はこれまでの項目でも想像出来るかと思います。
また、ニュースリリースを見直したところ、2016年までのニュースリリースには「製造委託先」が記載されていた事からもキリンの事情だけで製造量を決められる商品ではなかった事が想像できますね。
2017年・2018年のニュースリリースでは「製造委託先」は記載されていませんでしたが、自社で製造するにも、製造委託をするとしても、通常の「缶」の商品よりも手間やコストなどが必要だと言う事も想像が出来るでしょう。
また、2017年の発売時からはTwitterなどのSNSでキリンのオフィシャルアカウントが「氷結アイススムージー」を探しているお客様に「お客様相談室に問い合わせれば入荷実績のある店舗を案内出来ます」と言うアナウンスを行っていたり、実際にキリンのお客様相談室に問い合わせすれば入荷実績のある店舗を丁寧に教えて頂けたりと、製造・販売以外の部分でも負荷があったと思われます。
加えて、昨今のプラスチック容器やプラスチック製品の問題を考えると、環境問題に真摯に取り組んでいるキリンビール社としてパウチ容器で発売される「氷結アイススムージー」をどう扱うかなども悩みどころだったのではないかと言う想像もできますね。
他にも「景気」だったり、「販売実績」だったり、様々な要因が重なって、2019年の「氷結アイススムージー」の発売を断念されたのではないでしょうか。
まとめ
先の項目の最初に触れた「地域づくりの一番搾り」が発売されなかった件もですが、2019年のキリンの動向として「これまで話題性の高かった規格外の限定商品が発売されない傾向」を感じています。
規格外の人気の限定商品は素人目に見ても手間とコストのかかりそうな商品です。
2019年のキリンは「一番搾り」もそうですが、「氷結シリーズ」でもレギュラー商品のクオリティアップに注力しているようで、限定商品だけが売れる環境から、いつも売ってる通年販売商品の満足度を上げて、いつでも美味しい商品を提供しようとしているような姿勢が感じられます。
キリンを代表する商品の屋台骨を強化して、キャンペーンに頼らないとか、特定の限定商品に極力頼らずに通年販売商品が安定して売れる体制を築こうとしている印象を2016年辺りから感じていました。
堺雅人さんが「のどごし〈生〉」のCMを担当されていた時の印象と言うと「絶対もらえるキャンペーン」ではなかったでしょうか。
ですが、2019年9月にCMキャラクターが変更されて以降は「のどごし〈生〉」のCMからは「絶対もらえるキャンペーン」どころか、抽選キャンペーンの文字も無くなってしまいました。
2019年6月現在でも「のどごし〈生〉」の景品キャンペーンは行われております。
その多くが抽選キャンペーンですが、定期的に流れる「のどごし〈生〉」のCMではその事について触れられる事は有りません。
ユーザーとしてはキャンペーンの開催を知る機会が減って、少し寂しく感じる部分も有りますが「のどごし〈生〉」だけでなく「一番搾り」「氷結シリーズ」などにも同じような流れが来ているのではないかと感じました。
キリンを代表するブランドの商品が、常に美味しく、キャンペーンなどの一過性の人気ではなく、ユーザーに常に選んでもらえるブランドの形成を目指しているのではないかと言う印象を感じています。
その流れの中で 2019年「氷結アイススムージー」販売を断念されたのではないでしょうか。
ただ。
氷結アイススムージーの関東限定に泣かされ、全国発売されても氷結アイススムージーをなかなか見つける事が出来ず、販売業態を限定しないと言ってたのにネットでの出品は見当たらず、やっと2018年に氷結アイススムージーのネットでの販売を見かけて、この流れなら来年はネットでも手軽に氷結アイススムージーが手に入れられるかもと希望を抱いた地方の人間としては、2019年に「氷結アイススムージー」が販売されないと言う事実は残念でなりません。
2019年の氷結アイススムージー発売に関する情報を探し回って、こんな場末のブログにたどりついた皆さんにお願いがあります。
SNSなどで氷結アイススムージーが発売されない残念さを投稿したり、キリンのお客様相談室に氷結アイススムージーが発売されない残念さを伝えて下さい。
利益が有っての企業であり製品なので、今回の「2019年は氷結アイススムージーを発売しない」と言う判断には大きな理由が有ったとは思います。
なかなか、その大きな判断を覆す事は出来ないと思いますが、来年以降にまた「氷結アイススムージー」が発売される事を願って、残念だと言う意思をキリンに伝える事で、もしかしたら次に繋がるかも知れません。
「2019年は氷結アイススムージーを発売されない」と、言う事実を残念だと感じられた方は、その声をSNSなどでキリンに伝えて頂ければと思います。