
キリンビールは、2022年9月28日のニュースリリースにて、2022年10月下旬から「キリンのお歳暮 2022」を全国で発売すると発表しました。
これに伴い「お酒の価格比較サイト 酒楽-SAKERAKU-」では、「キリンのお歳暮 2022」で発売されるギフトセットを価格比較対象としてデータベースに追加・更新を致しました。
もくじ
【キリン】2022年お歳暮・ウインターギフト商品

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どうも。「お酒の価格比較サイト 酒楽-SAKERAKU-」です。
この記事では、2022年9月28日のニュースリリースで、2022年10月下旬から全国で発売されると告知された「キリンのお歳暮 2022」について、私の個人的な注目度順にまとめてまいります。
2022年「キリンのお歳暮」ですが、基本的に大きな変更は無いものの、飲み比べセットで少し変化が。
細かな変化なのですが、ギフトセットからも今後のキリンの基本方針のようなものを感じられるかも知れません。
と、いうことで。ここからは注目度の高いセットごとにギフト商品の情報をまとめてまいります。
■一番搾り 飲みくらべセット

まずは、「一番搾り 飲みくらべセット」から。
変化の少ないキリンのギフトセットの中で、細かな変化が有るのがこちらのセット。
2022年お歳暮では、通年商品の「一番搾り生ビール」、ギフト限定の「一番搾り プレミアム」、通年商品の「一番搾り 糖質ゼロ」が基本構成。
これに通年商品の「一番搾り 〈黒生〉」が加わったセットが用意されており、全部で2種類、各2セットが「一番搾り 飲みくらべセット」として発売されます。
では、「一番搾り 飲みくらべセット」で発売されるギフトセットの構成内容を確認してみましょう。
型番:K-IPZ3
▼一番搾り生ビール 350ml缶×4本
▼一番搾り生ビール 500ml缶×2本
▼一番搾り 糖質ゼロ 350ml缶×3本
▼一番搾りプレミアム 350ml缶×3本
型番:K-IPZ5
▼一番搾り生ビール 350ml缶×11本
▼一番搾り 糖質ゼロ 350ml缶×3本
▼一番搾りプレミアム 350ml缶×3本
型番:K-IPZF3
▼一番搾り生ビール 350ml缶×4本
▼一番搾り生ビール 500ml缶×2本
▼一番搾り〈黒生〉 350ml缶×2本
▼一番搾り 糖質ゼロ 350ml缶×2本
▼一番搾りプレミアム 350ml缶×2本
型番:K-IPZF5
▼一番搾り生ビール 350ml缶×8本
▼一番搾り〈黒生〉 350ml缶×3本
▼一番搾り 糖質ゼロ 350ml缶×3本
▼一番搾りプレミアム 350ml缶×6本
▼一番搾り 飲みくらべセットの注目ポイント
一番搾り 飲みくらべセットの注目ポイントは、色々な「一番搾り」が入っていながらも、必要最小限で選びやすいという点。
色々なギフトセットが発売されていても、いっぱい有りすぎると何を選んで良いものかと悩んでしまいますからね。
色々なビールが入った飲み比べセットなども見てみたけど、結局は普通の「一番搾り生ビール」だけのセットをお歳暮に贈ったというような事は、私も多いので、お歳暮を贈りたいお相手が「色々なビールを飲むのが好き」な方なのか、「基本的に決まったビールを飲みたい」という方なのかなどを考えた上で「一番搾り 飲みくらべセット」を贈るのか、別の物を贈るのかを判断すれば良いように思います。
他にも、お世話になったのでお歳暮を贈りたいけど、まだ関係性が薄いというような方に「一番搾り 飲みくらべセット」を贈って、入っているビールの感想や好みを聞いて関係性を深めるための「話の種」として活用できるのではないでしょうか。
また、「一番搾り 飲みくらべセット」には、通常は飲食店などでしか提供されていない「一番搾りプレミアム」が入っているので、通年販売されている「一番搾り」ブランドのビールと飲み比べられるというのも大きなポイント。
お世話になった方に贈るのも良いですが、普段はお店でしか味わえない「一番搾りプレミアム」と、普段飲んでる「一番搾り」の通年商品に、どのような味わいの違いが有るのか飲み比べるために自分用として購入するのも面白いのではないでしょうか。
閑話休題
キリンビールのギフトセットをお歳暮として贈ることが多い方の中には「おや?」と思った方もいらっしゃるかも知れません。
そうですね。2022年お歳暮の「一番搾り 飲みくらべセット」には、いつものアレが入っていません。
今季は、2019年から3年連続で発売されていた「一番搾りとれたてホップ生ビールが入った飲み比べセット」が発売されないようです。
ここ数年 連続で発売されていたギフトセットで、今年は発売されなかったギフト商品というと、2018年からお中元期に発売されていた「一番搾り 超芳醇が入った飲み比べセット」が、2022年お中元では発売されませんでした。
この「一番搾り 超芳醇」入りのセットに関しては、毎年の3月頃に限定商品として発売されていた「一番搾り 超芳醇」自体が、2022年は発売されなかったので、ギフトセットとしても発売されなかったのだろうと思っていたのですが……。
去年までお歳暮の飲み比べセットに入っていた「一番搾り とれたてホップ生ビール」に関しては、毎年発売されている限定商品で、今年も11月1日から期間限定で発売されており、商品を製造しなかったからギフトセットに組み込まれなかったというワケではないようです。
私が、ここ2~3年くらいのキリンの動向を見ていて感じているのが、通年商品・定番商品のクオリティを上げて、限定商品の比率を減らそうとしているという傾向。
当サイトで掲載した、2020年から2022年までのキリン関連の記事を、限定商品と通年商品(リニューアルなどを含む)に分けて数えてみたところ、
2022年
限定商品:14件
通年商品:15件
2021年
限定商品:21件
通年商品:15件
2020年
限定商品:34件
通年商品:18件
と、なっており、ビール類や缶チューハイなどの限定商品の発売が減少。その代わりとして現行商品のリニューアルや新たな通年商品の発売が増えています。
昨今の情勢の影響も有るのかも知れませんが、キリンは「定番商品の安定供給」と「品質の維持」を最優先に商品の製造を行われているのではないかと個人的には感じており、ギフト商品に関しても通年商品を中心とした構成に移行しているのではないかと推測しています。
2022年お歳暮で「一番搾り とれたてホップ生ビール」が入ったギフトセットが発売されなかったのも、そういうキリンの方針に準じた商品構成が、ギフトセットでも行われているからなのかも知れませんね。
■一番搾りプレミアムセット

続いては、 2014年お中元シーズンから「ギフト限定商品」として登場し、2015年5月からは「飲食店向け大樽」の販売が開始された「一番搾りプレミアム」のギフトセット。
2014年からギフトセットの定番商品となっているので、キリンのギフトセットを愛用している方にとってはお馴染みのラインナップなのではないでしょうか。
普段は一部の飲食店で提供されている「一番搾りプレミアム」を、ギフトシーズンは自宅で楽しめるという事もあって、自分用に購入されるなど、注目度の高いギフトセットです。
2022年お歳暮で発売される「一番搾りプレミアムセット」に大きな変更などは無く、一番搾りプレミアムだけで構成された「一番搾りプレミアムセット」が4セット、一番搾りプレミアムと一番搾り生ビールで構成された「キリン一番搾り生ビール・一番搾り プレミアム飲みくらべセット」が2セット用意されています。
では、「一番搾りプレミアムセット」で発売されるギフトセットの構成内容を確認してみましょう。
型番:K-PIA
▼一番搾りプレミアム 350ml缶×6本
型番:K-PI3
▼一番搾りプレミアム 350ml缶×12本
型番:K-PI4
▼一番搾りプレミアム 350ml缶×15本
型番:K-PI5
▼一番搾りプレミアム 350ml缶×20本
型番:K-NIP3
▼一番搾り生ビール 350ml缶×4本
▼一番搾り生ビール 500ml缶×2本
▼一番搾りプレミアム 350ml缶×6本
型番:K-NIP3
▼一番搾り生ビール 350ml缶×8本
▼一番搾りプレミアム 350ml缶×12本
▼一番搾りプレミアムセットの注目ポイント
一番搾りプレミアムセットの注目ポイントは、自宅で「一番搾りプレミアム」を楽しめるという点。
一番搾りプレミアムは、一番搾りブランド全体の特徴である「もろみ」から最初に流れ出た「一番搾り麦汁」だけを使用し、ホップには厳選された東北産「IBUKI」の第一等品をふんだんに使用。 仕込み段階に加えて、発酵過程でも漬け込む こだわりの製法 を採用し、さらにホップの使用量と配合を最適化する事で、より深く豊かな香りが楽しめるプレミアムビールに仕上がっています。
通常、一部の飲食店でのみ提供される「一番搾りプレミアム」は、お歳暮などの贈り物としてだけでなく、ご自分用に購入して楽しむのにも最適。
自宅で「一番搾りプレミアム」を楽しめるという贅沢を、お世話になった方や、ご自身のご褒美として用意してみてはいかがでしょうか。
■キリンラガーセット・淡麗極上〈生〉セット

セット数が少ないので「キリンラガービールセット」と「キリン淡麗極上〈生〉セット」を合わせてご紹介。
この2種類のセットもキリンのギフトセットではお馴染みですね。
キリンラガービールのセットが3種類。
淡麗極上〈生〉のセットが1種類。
合計で4種類のセットが用意されています。
現在では、『キリンのビール』というと「一番搾り」を思い浮かべる方が多いと思いますが、それ以前は「キリンラガービール」がメインブランドでした。
今も「キリンラガービール派」という方も結構いらっしゃいます。
一番搾りとはまた違う「ホップの効いた飲みごたえ」「締まりのある後味」「飲み飽きないうまさ」が好きという「キリンラガービール派」の方に贈りたいギフトセットです。
また、キリンの発泡酒の中でもファンの多い「キリン淡麗極上〈生〉セット」も、1セットのみですが用意されています。
分かる範囲でですが、ギフト商品「キリン淡麗極上〈生〉セット」は、2008年から既に発売されており、昔から「淡麗極上〈生〉」が贈り物にも使える中味だというキリンの自信を感じられますね。
お相手の好みによって「淡麗極上〈生〉」のギフトセットを選択するのも悪くないかも知れません。
では、「キリンラガービールセット」「キリン淡麗極上〈生〉セット」の構成内容を確認してみましょう。
■型番:K-TR2
▼淡麗 極上〈生〉350ml缶×12本
※この商品は発泡酒「淡麗 極上〈生〉」のセットです。
■型番:K-NRL3
▼キリン ラガービール 350ml缶×10本
▼キリン ラガービール 500ml缶×2本
■型番:K-NRL5
▼キリン ラガービール 350ml缶×21本
■型番:K-NRLB12
▼キリンラガービール大びん×12本
▼キリンラガーセット・淡麗極上〈生〉セットの注目ポイント
キリンラガーセット・淡麗極上〈生〉セットの注目ポイントは、どちらもコアなファンを持つ「ビール」「発泡酒」なので、ギフトを贈りたいお相手の好みを考慮した上で、お歳暮として贈ると喜ばれるかも知れないという点。
特に「キリンラガービール」は今も好きだという方が一定数いらっしゃるので、好きな方にとって嬉しいギフトになるのではないでしょうか。
また、「淡麗極上〈生〉」もファンの多い発泡酒です。お相手の好みによって選択するのも良いかも知れません。
キリンが継続して淡麗極上〈生〉のギフトセットを発売していると言う事は、ギフトセットとしてのクオリティと需要が有ると言う事。
個人的な印象としては、個人間のお歳暮などのやり取りではなくて、お世話になってる会社の部署宛に贈られる事が多いような気がします。
どちらもコアなファンが付いている通年販売の商品なので、大きく外す事が無く使いやすいと言うのもポイントが高いですね。
もちろん通年販売商品なので、場合によっては一般販売されている24本ケースをお歳暮として贈るのも有りだと思いますが、お中元・お歳暮などの贈り物は形式も大事なのでギフトセットの需要も有りそうです。
お相手との関係に合わせて選択してみてはいかがでしょうか。
なお、「キリン淡麗極上〈生〉セット」は、ショッピングサイトでの出品を見かけた事がありませんので、お近くのデパート・百貨店・スーパーマーケット・リカーショップなどでお探し下さい。
■一番搾り生ビールセット

最後は、「一番搾り生ビールセット」です。
どのメーカーのギフトセットにも言えますが、通年商品のギフトセットは使いやすいので便利ですね。
お中元を贈りたいお相手の好みが分からない場合や、企業間でのお中元のやりとりなど、大きく外す事がないので活用されている方も多いかも知れませんね。
このギフトセットでは、
一番搾り生ビールのみで構成される「一番搾り生ビールセット」が6種類。
一番搾り生ビールとソフトドリンクのハイパー100で構成される「キリンファミリーセット」が3種類 用意されています。
では、「一番搾り生ビールセット」「キリンファミリーセット」の構成内容を確認してみましょう。
■型番:K-IS2
▼一番搾り生ビール 350ml缶×8本
■型番:K-IBI
▼一番搾り生ビール 350ml缶×12本
■型番:K-IS3
▼一番搾り生ビール 350ml缶×10本
▼一番搾り生ビール 500ml缶×2本
■型番:K-IS35
▼一番搾り生ビール 350ml缶×12本
▼一番搾り生ビール 500ml缶×2本
■型番:K-IS4
▼一番搾り生ビール 350ml缶×14本
▼一番搾り生ビール 500ml缶×2本
■型番:K-IS5
▼一番搾り生ビール 350ml缶×21本
■型番:K-ISB12
▼キリン一番搾り生ビール大びん×12本
■型番:K-FMB
▼キリン 一番搾り 350ml缶×8本
▼キリン ハイパー 190g缶×6本(オレンジ・アップル・グレープ×各2本)
■型番:K-FM3
▼キリン 一番搾り 350ml缶×10本
▼キリン ハイパー 190g缶×6本(オレンジ・アップル・グレープ×各2本)
■型番:K-FM5
▼キリン 一番搾り 350ml缶×16本
▼キリン ハイパー 190g缶×10本(オレンジ・アップル・グレープ・マンゴーブレンド・パインアップル×各2本)
▼一番搾り生ビールセットの注目ポイント
キリン一番搾り生ビールセットの注目点は、スタンダードビールならではの「使いやすさ」という点。
どのメーカーのギフトセットでも言えることですが、スタンダードビールのギフトセットを贈っておけば間違いないので「便利に使える」という点では一番だと思います。
中身は、通年販売されている普通の「一番搾り生ビール」なので、お相手によっては「ケース」の方が嬉しいと言う方もいらっしゃるかも知れませんが、贈り物なので「箱」や「包装」などの形式も大事。
親しい関係で、同じような価格なら本数の多い「ケース」で贈るほうが喜ばれると知っているなら「ケース」で「一番搾り生ビール」を贈るのも有りかも知れませんが、見た目や形式を考えると同じビールでも「キリン一番搾り生ビールセット」を贈るほうが無難でしょう。
お中元やお歳暮を贈りたいお相手の人柄や関係性などを考えて「キリン一番搾り生ビールセット」をご活用下さい。
【キリン】2022年お歳暮・ウインターギフト商品 まとめ
毎年、セット構成が大きく変わらないので選びやすい。
通年商品を中心に構成されているので大きく外さない。
ギフト限定ビール「一番搾りプレミアム」も有るので特別感も感じられる。
など、基本的には例年通りのキリンのギフトセットでしたが、2022年お歳暮期では「一番搾りとれたてホップ生ビール」がギフトセットに組み込まれなかったのは、小さいようで大きな変化だったように思います。
これが、2022年に限った事なのか。
それとも、今後も通年商品を中心にギフトセットが構成されるのか。
2023年以降、どうなるのかは分かりませんが、なかなか大きな試みだったのではないでしょうか。
近年、大手ビールメーカー各社でギフト商品の縮小が行われているようで、「ギフト限定ビール」は有っても、「そのギフトシーズンしか飲めないギフト限定ビール」は製造されなくなりました。
その先駆けとも言えるのがキリンビールで、2019年頃から「特別なビール」の編成が少なくなり、容器も「特殊形状の瓶」を使用せず「缶」に統一されるなどの取り組みが行われているように見えました。
先の「一番搾り 飲みくらべセットの注目ポイント」でも書きましたが、一般販売の商品でも、定番商品の「安定供給」と「品質向上」を中心に商品開発が行われているような傾向が見られ、限定商品の開発など色々な部分でコストを抑えた上で、定番商品の「安定供給」と「品質向上」に注力されているのではないかと感じています。
2022年お歳暮において「定番商品」を中心にギフトセットが構成されたのも、「定番商品に対する一定以上の品質の自信」と、「これからのキリンの方向性」が現れているのかも知れませんね。
個人的には、お歳暮などを選んで贈るのも、ギフト商品(ギフト限定ビールなど)を自分で購入するのも好きなほうなので、少し寂しい気がしますが、お中元やお歳暮などを個人間で贈る事も少なくなっている昨今の事情を考えると、キリンの「定番商品を中心にギフトセットを構成する」という方向性は必然なのかも知れません。
とはいえ。
個人個人の味の好みはあれど、「一番搾り」ブランドのビールの味わいや品質は「旨い」といえるものであり、ギフト限定で一般発売される「一番搾りプレミアム」の特別な味わいも贈り物として十分なクオリティですから、不足はないと言えるギフトセットの内容だと思います。
絞り込まれている分、他社のギフトセットよりも選びやすくなっているので、お歳暮で何を贈ろうか迷った際にはキリンビールのギフトセットから選んでみてはいかがでしょうか。